青虫キャベツ 1

2019-11-14 雨

 蝶々が畑の周りを飛び交う。都会の暮らしにつかれた人はそんな光景を見れば”癒される”かもしれない。ひらひら心細そうな飛び方には心を緩めてしまう優しさがある。

 しかし野菜を作っていると、彼らには困ることがある。

 アブラナ科の野菜、白菜、大根、キャベツ、ブロッコリーなどに彼女たちが産み付けた卵がやがて青虫となってその葉を旺盛な食欲で食い荒らす。特に赤子の手のひらほどに育った野菜の葉は柔らかくておいしいのか油断すれば食べつくされ姿かたちがなくなってしまう。ニックキ、アオムシ!

 特にキャベツは大好物のようである。

 今年も数株瀕死の状態になった。そうなってしまった株の中に再び葉が出てきて元気になってきたのがいて念のため追肥をしたりしていたら、葉の出方がキャベツらしくない。花火のように丸くなってきて、そのうち一つの株に三つの玉を作り始めた。

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 青虫に体の殆どを食べつくされて絶命の危機が訪れた時に何かが起きたのだろうか。これは余り珍しくないことなのだろうか。初めてみる事なので最後にはどうなるか見届けたいと思う。一株から三つの大きなキャベツの玉が出来るかな?

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続------