手作りバス停
古刹 安居寺(あんごじ)へ向かう道沿いにあるバス停の一つ。
かわいい かわいい 絵 が描いてあります。
屋根にまで 書いてあります。
屋根にまで書くのは理由があるのだと私は思っています。
それは
屋根の絵が はっきりと見ることができるのです。
地元の人に聞いたら あっさり「おら、 知らんわ。」
と言われたりしそうですけど。
絵は前へまわっても、書いてあります。ぐるりに書いてありました。それにしてもこのバス停、〇〇さんのウチの門柱に並んで立ってます。
のどかです。
こういった手作り感のあるバス停がいろんなところに、
バス停だけでなくいろんなものがこんなカンジであればいいですねえ。
そこに住む人達の呼吸が伝わるようで ホッコリできますからねえ。
バス停からもう少し行ったところを右手に折れていくとあるのがこのお宅。
藁葺き屋根をトタンで覆った?ものです。
私の少年時代、どんどん瓦屋根に変わりましたが、このように藁葺きをトタンで覆うお宅もありました。
今でも山際ではポツリ、ポツリとみることができます。
昭和の30年代までのとなみ野のカイニョの林に囲まれた典型的な百姓屋です。
こういう家は家の周り中が遊び場でした。
それにしても これを覆うトタン屋さんの技は見事なものです。
私は建築に少し関与するようになったので、こういった職人技のすごさが分かる様な木がします。
こういう藁葺きの家は 夏は とても涼しいのです。
ただ、屋根には雪がたまりませんから、大雪の年は大変そうです。