電気の傲慢

電力会社はすごいな。 ここまでのものとは思わなかったよ。
 
 一応頭は下げておいて
 ええい うるさい蝿どもめ と
  株主総会で東京都猪瀬提案も も大阪橋下提案も あえなく撃沈されてしまう。
  見かけは上品で、紳士風で、言葉使いも丁寧だが
  値上げはする 再稼動はする 計画停電するとおどす
  沢山のデモは無視する
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  万引きして逮捕される人がいる
  広域に被害を及ぼし責任を問われる社長がいる。
  前者は罪に問われ 後者は 法外な退職金を受け取る。
  自由と平等と博愛が 民主主義の精神であるとすれば
  今起きていることは ずいぶんとそこからは遠い。
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  このように書いてくれば 悪の頭目達のように 思える 電力会社のエリート幹部の人たち
  だが、一人一人は あって話せば いい人だろう
  しかし、組織の一員となり  しがらみの一員となったときから
  それぞれが責任を果たすために 閉ざしてしまう精神の何かがある
  なかでも 一際大きな責任を持つ人は、信じられぬほどの 精神の自己矛盾を来たすことだろう。
  それに苛まれて日々を送ることだろう。
  そうでない人もいるかも知れぬが  怨磋の声は感ずるであろうし
  時に暴漢の恐怖を思うかも知れぬ
  それでも、その渦中で生き抜いているというのは大変な精神力の持ち主であろう
  しかし、一度っきりの人生にそのように己を欺いて 仮面をかぶって生きるほど  組織を守る責任というのは重要なものだろうか。
 これまでの しがらみがあって その延長線上にしか 政策ベクトルをとれないなら
 新しいしがらみの少ない人に ゆだねることはできるのだ。
  金などどれだけも要らぬ
 山中に住み  鳥のさえずりに 目覚める生活もある。[モバQ][三日月]
 電気のない生活はできないこともないのだ。