しばたとよ さん 4

平成25年1月24日
 二十日に柴田トヨさんがなくなりました。
 なくなったか と 思い 本棚の隅にあった 彼女の詩集「くじけないで」をパラパラめくりました。
 その中に 「年賀状」というのがあり 読みました。
 思わず13年前に他界した父を思い 涙が出ました。
 私は 両親のふかい いつくしみによって 生きてきたことを 思いました。
 61の爺になっても なかなかそのことが分からない。愚かな自分。
 トヨさんの詩
 「年賀状」
      元気でいる
      みたいだから
   まあ いいか
   呟きながら
   何度もあなたからの年賀状を見ていた
   お父さんのこと
   毎年 元旦になると
   思い出すの
   会えばケンカの
   父子だったけれど
   思っていたのよ
   あなたのことを     
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 心が洗われるようです。[猫]