懐かしい味
50年以上前
母の里帰りは私と弟の3人で歩いていった。いまは車で10分程度だが、5キロくらいの距離を歩いていくのは子供にとっては長い道のりだったように思う。
途中に 津沢町(現。小矢部市津沢)を通る。そこで母が買う煎餅があった。(写真)
けさ、母は招かれて里帰り。なんとなく通りたくて 狭い津沢の街中を通ると
「ここ、 あのセンベイの店屋。」
里でお茶を頂き、その帰りその店に立ち寄れば
あった、あった
50年前の センベイ ここの店にしかない世界にたった一つのセンベイ。
家に着き 早速に 袋を破り、4つに割って硬い、入歯の人にはちょっとかたすぎるが懐かしい味が口の中にひろがった。
50年前と同じ味だった。まだあったことがうれしかった。
(平成24年1月21日)
地図
センベイはその名を「鹿の子千」といいます。
酒井双月堂 という店に売ってました。
香ばしい、昭和の味わいがするお菓子です。