加越線

 畑仕事をするのに虫がつながってきてどうしようもないので
虫除けスプレーを買いに行った帰り
ふらりと立ち寄った 山田書店 (809)※で 見つけた本。
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 富山県小矢部市庄川町をつないでいた 加越線(加越能鉄道)の本である。
 
 加越線は 富山県と石川県の県境にある北陸線の石動(いするぎ)駅と
 高岡駅を発し 城端へいたる国鉄城端線の駅 福野で 十文字で交差し
 砺波平野の扇状地の先端に位置する 旧。庄川町を結ぶ鉄道であった。
 
 モータリゼーションの流れに 抗しきれず昭和47年9月15日に廃線となった。
 私が19歳のときである。
 
 40年たった今、自転車道路となった線路は舗装されその当時生きていた者でさへ
当時の駅がどこにあったか忘れそうになっているときに この本に出くわした。
 
 思わず 2冊 買いました。
 
 よく線路に石を並べたこと、
 線路の上を綱渡りの気分で歩いたこと
 線路の上から田圃までの小さな坂で みんなでスキーをしたこと
 線路に耳を当てて レールの中を伝わる汽車の音を聞いたこと
 そんなときは ポーポー と何度も 警笛が鳴るが
 みんなぎりぎりまで 耳を当ててがんばったことなど
 顰蹙を買いそうなことを一杯やって ・・・・・・・・・・・・・・
 
 そこは
 私たち 洟垂れ小僧どもの 大事な 遊び場でもあった。
 
 鉄道ファンの皆さん 
 この地方に育った皆さんに 
 なんとなく見てみたいと
 思われる方にお薦めします。
 
 注。※山田書店は南砺市(旧.福野)にある書店です。809(はちまるきゅー)とよばれてます。