○○農産の姿勢

岩澤信夫氏の本「究極のたんぼ」を読んで冬季湛水不耕起栽培を知る。
http://www.no-tillfarming.jp/kyuukyokunotanbo.html
 他の地方はよく分からないが私の地域では仲間田(なかまだ)というのがある。一枚の田圃(3~6反程度)を複数の耕作者の所有と言う形態だ。
 こういう田圃は所有または耕作者同士が合意して水管理等を行う必要がある。
 だから、私が本を読んでそういう農法を試みようとしても仲間田の相手に理解をしてもらわないと出来ないことになる。

 私の耕作田の一枚にこの仲間田があり、相手は日本有数の請負耕作会社である。冬季湛水をさせてくれと連絡をすると即座に私の家を尋ねてきた。何故、そうするのか趣旨を聞き、早速に自分のところの田圃を起こす(秋起こしという)からと言って帰っていった。
 それから数時間して今度は作業責任者と思しき人物が田圃を起こしたと言って尋ねてきた。別の所を起こしていたのだろうが、私の申し入れに即座に対応してもらったのである。

 300haの耕作を行う農業法人が、40aの個人経営の百姓の思いに応えてくれたのです。この組織がこれほどまでに多くの請負を行うようになった理由が垣間見えた様に思えた出来事だった。 (^ニ^)(^コ^)