希望

今、地区の営農組合の総会がおわった。
 田舎のことだから総会と名のつくものには必ず宴が伴う。
 2時に始まり
 3時半に終了
 それからが宴会。
 宴会が終わったのは6時半。

 私は、会計であり、雑用係の事務局というまことにありがたい役目のおかげで酒の燗と
配膳係だ。

 宴も後半戦になって
 今年から農業を辞めるという青年(50歳)と話す。
 彼は田舎の秀才で今は国家公務員。仕事と百姓の板ばさみ。
 年齢からして役職も重くなっているらしい。

その彼に、今は百姓を辞めるかもしれないが、定年になったらまた百姓をしないかとい
ったらこう答えた。

 4人の子供のうち息子2人は農学部志望。上は既に大学生で食糧問題を強く意識し
世界の食糧問題に取り組みたいといい、外国を飛び回っているという。

 下は、地元の百姓の復活に力を尽くしたいと今年農学部受験するという。
 聞けば、経済一辺倒の農業のありように一石を投じたいとの思いがあるようだ。
 
 父である彼も、農業は捨てたわけではないという。[ハートたち(複数ハート)]
 

 水のみ百姓の私は
 久しぶりに 心 わくわくした。
 青年達にも その親にも この地に生まれ育った魂が宿って、
 心の深くでそのエネルギーが充満しつつあることを知って。[わーい(嬉しい顔)]

 この組合は若い彼らのためにも
 つぶすわけに行かない。
[exclamation]