クイックターン

2017年9月21日(木) 晴れ
 プールで水泳のクロールと背泳ぎには2つのターンがある。
 タッチターンとクイックターン

 タッチターンというのは壁に手が付いてその後に足を壁に着け蹴るターンで、だれもがやっているターン。
 少しうまくなってくるとクイックターンというのがやってみたくなる。

 水泳選手権などで選手が、壁の前でくるりと回って、手を着く事無く足で壁を蹴って折り返していくクイックターンは「よしっ!」と気合を入れてやればそのうち回れるようになる。
 
 しかし、我流でやると、これがなかなかのクセモノであることを思い知る。
 そのクセモノをあげれば次の4つだ。
 その1:水の中で裏返しになるのだから鼻から水が入る。
     これがなかなかの不快感、25mプールだとターン回数が多いので壁が近付くとクイックターンをためらうことになる。

 その2:水の中へもぐりこんでいる間は呼吸ができないのだから顔が水中に長くあると苦しくなって、ターン後しばらくは呼吸をすることにエネルギーを浪費してしまう。
 実際、初めのうちは宇宙遊泳をやっているようにゆっくりと回転するので次にまたクイックターンターンをやろうという気にならない。

 その3;回転のタイミングが難しい。回転し壁を蹴ったつもりが、そこに壁がなくて空蹴りしたり、近付き過ぎて壁が蹴れなかったりする。

 その4;小学校でやったマット運動の前転(その時はやれた)のように、まっすぐ前に回転したくとも体が水中で右や左に横向きになって壁を蹴ることができない。

 太りすぎ解消のため、1年半前に数年のブランクを経て週数回のプール通いを始めた。
 そこで旧知のライバル?がちょっと我流で横クイックターンとも呼べるターンをしていた。
 こちらのブランクの間に彼がマスターしたのだ。
 
 半年くらい前から我流ではだめだと、ネットで上手な泳ぎ方を学習し実践と筋トレでそこそこ泳げるようになったように思うが、ライバル殿と泳ぐと泳ぎは彼よりは速いのだが、ターンの度に先に行かれてしまう
 
 よし、俺も と クイックターンを試みれば呼吸困難やらなにやらという複合欠陥で、途中で息が上がってしまう。
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 今週からはクイックターンのマスターをと思ってネット活用し(図解やら動画やらをみて)、やってみたのが一昨日のこと。鉄棒でくるりと回るようにとか書かれた解説に、そのつもりでやってみるが、なかなか宇宙遊泳から脱することができない。難しいものだ。

 大体、小学校の時、鉄棒で逆上がりも、前回りも出来ない組の一人だった俺がそう簡単に出来る筈がない、地道にできる日まで練習だと思い直し、ライバル殿のターンを見れば 
ハヤイ! 我流高速タ-ンではないか!
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