金剛堂山(こんごうどうざん)
行こうと思ったのは朝。急いで支度をして昼はいらないからといって出かけました。
金剛堂山
南砺市利賀 百瀬川をさかのぼり 栃谷登山口につく。登山口には多摩ナンバーの車。こういう場所へ来る人がいるのだと思った。
百瀬川を渡り 登り始める。
今年初めての山登りであったため、五分で激しい動悸。 それでも山の空気を胸いっぱいに吸う気持ちよさはとてもいいものです。
登山の雰囲気を感じてください。
山中に命があふれかえっていました。
頂上が近づくと ブナの林はいつしか笹が繁茂し登山道を埋め尽くしていました。
これをかき分けながら進むのは少々たいへんで、おまけに アブやら蜂やらで、刺されちゃいかんと 急いだので 心臓が 早鐘のようになり ました
。
ようやく最後の道しるべ。最後の元気がわいてきました。
頂上まですれ違った登山者は一人。
二人目に出会った登山者は若いお嬢さん。
彼女に写真を撮ってもらいました。
どこから来たのですか と 聞けば
山梨 との答え。 この当たりはよく来るんですよ。という返事。
雲のため剣立山乗鞍槍 など 全く見えませんでしたが
一人ぼっちの頂上に鳥達が にぎやかでした。赤とんぼは一立方メートルに5,6匹はいるくらい沢山いました。
この中には秋になったら 里へ下りて来て 私の田圃に産卵するものもいるかもしれませんね。
このあと 中金剛 奥金剛と縦走して
なるほど これは 一度きたら ファンになる と思った。
中金剛からの 金剛堂山
奥金剛までこういった景色。ニッコウキスゲはまだ咲いていなかったのですが オレンジ色のゆりがいい色を出していました。
中金剛頂上はこんな目印、ちょっと寂しいねえ。
奥金剛は平らなところでふかふかの土の上を歩くのがとても気持ちがいいところでした。
奥金剛をすぎ 振り返って私はこれらの山々に手を合わせ なぜか 言いました。
「〇子をよろしくお願いします。」
この山に 畏敬の念を感じたのかもしれません。
〇子は娘です。
それをいったら 涙が溢れてきました。